マネジメントの出前授業に行ってきました!
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MSOL note運営事務局です。
今回は先日行った、おおぞら高校と行った出前授業についてご紹介します!
MSOLは、世の中の人すべてが「やりたいこと」を実現できるようマネジメント教育によって、誰もが自律的な人生を歩むチャンスを得られる社会を創るというビジョンを持っています。
MSOL Universityはこのビジョンに沿って、子どもたちにマネジメント教育を届ける取り組みを行なっています。
「なりたい大人になるための学校®。」を掲げ生徒ひとりひとりが変化の大きい時代に必要な学びを提供するおおぞら高校の理念に共感し、人生及び学校生活に目的をもって計画的に過ごせるようにマネジメント教育のオンライン授業を開催しました。
今回はオンライン授業を企画・開催した、MSOL Universityのメンバーにインタビューを実施しました。
横地真吾 佐藤愛 佐藤美穂
―どんなきっかけから高校生へマネジメント教育を提供することにしたのですか?
横地:「日経新聞 NEXT1000 のランキング」でMSOLの事を知っていただいたそうで、おおぞら高校からオファーをいただきました。おおぞら高校は「なりたい大人になるための学校®。」を理念に掲げ、生徒が様々な大人と接する機会を創出しています。その取り組みの一環として、企業で働く社会人が実社会のノウハウやリアルな学びを提供する「みらい実学プロジェクト」というものがあり、その中でMSOL Universityがマネジメント教育を提供することになりました。
―おおぞら高校からオファーが来たときはどんなことを思いましたか?
美穂:私は社会人になって「マネジメント」を学んで以来、日本が社会人になる前のタイミングで、マネジメントを教わることができる社会だったらいいのに、という想いがありました。
しかし、学校の授業の中で、子供たちがプロジェクトマネジメントを学ぶようになる日は、まだ少し先のことだと思っていましたが、今回授業をする機会が実現することにワクワクしました。
佐藤(愛):実は、私はMSOLに入社した時から「いつか学生にプロジェクトマネジメントを教えたい!」と思っていたので、今回、9年来の夢が実現したのです!
先方から連絡が来た時はとても嬉しかったのを覚えています。
―授業の内容について教えてください
愛:授業は、先輩コーチ(※)という役割を担う生徒を対象に、「プロジェクトとは何か?」「プロジェクトマネジメントとは何か?」「プロジェクトを企画してみよう!」という内容で、オンラインホワイトボードを用い、どんなステークホルダーにどんな価値を届けるのかについてグループワーク形式で協創する授業を開催しました。
※先輩コーチとは、おおぞら高校に通っている高校生で、学校説明会や中学コースの授業の際に、年が近い先輩として中学生をサポートする活動をしている生徒です。
美穂:宇都宮、立川、秋葉原、名古屋、滋賀、広島、福岡のキャンパスから、計35名の生徒が参加してくださいました。
―実際に授業をやってみた時の雰囲気はいかがでしたか?
愛:授業は2日に分けて行なわれました。1日目の様子を見て、もし難しいようだったら難易度を下げることも想定していましたが、むしろ生徒のレベルの高さに気付かされて2日目の内容レベルを上げました。
ステークホルダーの価値を可視化するという、ビジネスでも通用するワークをメインで実施しましたが、皆さん真剣に取り組んで自分のものにしていました。
横地:生徒の吸収の速さにとにかく感動しました。グループワークを行なった際には、すごく積極的に発言をしている人が多い印象を受けました。
高校生の頃の自分を振り返って、恥ずかしくなるくらいでしたね(笑)授業への取り組み方から真摯さが伝わってきて、若いうちからマネジメント教育をすることの意義を感じました。
―授業に参加した生徒からどんなフィードバックがありましたか?
横地:生徒からは「思っていたより身近に沢山のプロジェクトがあり、学校でいろいろな行事をやる中で、これはどういう目的のプロジェクトなのか考えて参加したいと思った」「何を相手が求めているか、関わる人や組織のそれぞれの欲求を満たすように考えていきたいと思った」というコメントを貰っていて、目的を意識することの重要性や、自分だけでなく、プロジェクト関係者が求めることを理解してこそプロジェクトの成功に繋がるということを体感してもらうことができました。
愛:他にも「計画通りにいかないことがあるが、それをそのままにするのではなく、どうして計画通りにいかなかったのかを考えて改善することで同じ過ちを防ぐことが大切だと思った」「緊急度と重要度からの優先度の決め方を日常生活でも活用していきたいと思った」というコメントを貰いました。
目の前の課題や宿題に追われてしまいがちな学生生活を、より未来志向で捉えられるよう「時間管理マトリクス」を用いながら、学校生活の1日のスケジュールという身近な例で、優先度と重要度という観点でやることを整理する必要があることや、計画通りに進められなかった時には、なぜそうなってしまったのか原因を考えて対策を打つことの大切さをご説明しました。
美穂:社会に出る時はもちろんですが、学校生活ってプロジェクトマネジメントが使えるシーンがいっぱいあるので、この授業で学んだことを色んな場面で実践して欲しいと思います。
―この取り組みは今後も継続していくのでしょうか?
横地:2023年度以降も、おおぞら高校にて、「プロジェクトマネジメント」に関する授業を開催する方向で調整しておりますし、他の高校や大学でも実施する機会を模索していきます。
美穂:こうした取り組みでプロジェクトマネジメントが広がっていけば、きっと日本の社会が良くなっていくと信じていますので、義務教育に組み込まれるくらい浸透させていきたいですね!
以上、おおぞら高校とのオンライン授業に関する紹介でした。
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それでは、次回の投稿もお楽しみに!
■おおぞら高校について
おおぞら高校は、通信制の「屋久島おおぞら高等学校」と通学できるサポートキャンパスの「おおぞら高等学院」からなります。屋久島での自然体験や全国45か所にあるサポートキャンパスでの学びを通して、「なりたい大人になるための学校®。」として、生徒たちの成長を後押ししています。自分の「好き」を増やし、つなげ、カタチにしていくことで、一人ひとりのペースでなりたい大人を思い描き、そのみらいへ向かっていくことができるステップを用意しています。